第1回浜益まちたんけん!
じぶんのまちを知るための探検に行こう!
10連休も後半になった5月4日(土)、地元子ども向けの「まちたんけん」を行いました。
事前の周知で集まってくれたのは地元の子どもたちと、4月に着任したばかりの大人の方です。浜益コミセン「きらり」をスタート地点にして、今回は浜益区の中心地である「浜益地区」を探検してきました。
浜益地区には「続縄文文化遺跡」と言われる岡島洞窟があります。今は落石防止の大きなコンクリート壁に囲まれてしまっていますが、ここからは土器や人骨が出土されています。
洞窟を「昔の人のおうちだよ」と教えると「えーっ!これがおうち!?」「上にも小さい穴があるよ!」と、近づけない洞窟を道路からじっくり観察していました。
次は、子どもたちがあまり立ち入ることのない「石狩市浜益支所」の中へ。支所長の椅子に座り、社長気分(笑)を味わいます。みんな始めは座るのをためらっていましたが、いざ座るとなぜか貫禄のある顔に。
浜益地区にはお寺が集まっています。支所のそばにある大心寺の、年季を感じる苔むした石段を何度も登って数えたり、豊隆寺では地獄の絵を見せてもらったり。住職さんがどうして地獄に行くのか、地獄ではどんなことをされるのかを教えてくれました。怖いと言っていた子どももいましたが、最後には夢中になって話を聞き、地獄の絵を真剣に見ていました。
いつもは歩かないような、まちの小道に入り、昭和2年に建てられたという昔のお醤油屋さんで話を聞いたり。
急な坂の上にある中学校からは、浜益のまちと日本海が見渡せて、ここでお昼ご飯にしました。
中学校の通りには、昔お店だった建物がいくつかあります。酒屋さん、薬屋さん、写真館・・・そんな通りを抜けて港へ。
港には学校の友達のお父さんの船がいっぱい。水面をのぞくと小さな魚も泳いでいました。港を後にして、目指すは「はまます郷土資料館」。大きい子たちは学習の一環で行ったことがあるようですが、低学年は初めて。郷土資料館には、浜益でニシン漁が盛んだったころの写真や道具、ジオラマなどが展示されていました。ジオラマは人形や小物がたくさんあり、仕事の様子や海にタコがいる様子まで細かく作られていて、女の子たちがずっと楽しそうに眺めていましたよ。今日一番面白かったところにも挙げられたほどでした。
郷土資料館の上にある「ラバーズオーシャン」から、日本海を眺めて。
時間や交通量の関係で、桜のきれいな旧中央小学校へはたどり着けませんでしたが、普段じっくりと見ることのないところをたくさん見ることができました。そして、たくさん歩きました!小学1年生も頑張りました!
次回はまた違う地区を「たんけん」したいと思っています。またぜひぜひ参加してほしいな。
そしてゆくゆくは「自分のまち」を堂々とガイドできる人になってほしいと願っています。
ご協力いただいた、地域の方々もありがとうございました。お天気にも恵まれ、ケガや事故もなく無事終了できて良かったです。(M)
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